9月の半ばに、ビーチクリーン活動に参加してきました。今回は、サンディエゴの団体が支援する「Coastal Cleanup Day」のイベントに参加しました。
スポンサーの協力で、朝にはベーカリーが提供され、ご家族連れの参加も多く、イベントはとても盛り上がっていました。また、学生のボランティア参加も目立っていました。
沖縄でも個人的に時々ビーチでゴミ拾いをしていましたが、今回のビーチクリーンで特に感じたのは「沖縄のビーチはゴミが多すぎる!!泣」ということです。
サンディエゴのベルモントパークは、海沿いに遊園地やアトラクションがあるため、地元の人や観光客でいつも賑わっているビーチです。ですので、ゴミが多いのは当然かと思いましたが、それでも沖縄のビーチと比べると明らかにゴミの量は少なかったです。
2時間弱の活動中に拾ったゴミは、プラスチック袋は0枚、プラスチックボトルはたったの2本など、数えるほどしかありませんでした。他には、子どもが置き忘れたおもちゃ、タバコの吸い殻、周辺のお店で購入した商品のレシートや値札が目立ちました。
「プラスチック袋が0枚なんて、もしかして他のボランティアがすでに拾ったのでは?」と思うかもしれませんが、イベント開始の15分前には到着しており、その時点で参加者は私ともう1組しかいなかったので、その可能性は低いです。
今回の経験を通じて、公共の場にゴミを捨てる人々について考えてみました。
ポイ捨てする人3つの種類
- 無自覚ポイ捨て族 ゴミを捨てることが悪いとは思っていない人々です。学校や家庭で教育を受ける機会が少なく、ポイ捨てが悪いことだと自覚してない。人が見ていても見ていなくても関係ありません。
- 知らぬまに!ポイ捨て族 意図せずにゴミを捨ててしまうケースです。例えば、車のドアを開けたときに子どものお菓子のゴミが風で飛んでいったり、ポケットに入れたレシートが落ちてしまったりすることが含まれます。こちらは誤って落としているだけなので、あまり問題視する必要はないかもしれません。
- 開き直りポイ捨て族 ゴミが邪魔だから捨てる人々です。「持っていくのが面倒」という理由で捨てたり、家具などの有料ゴミを不法投棄したりすることが多いです。「捨て方が分からない」といった理由で、手間がかかるゴミを捨てる場合もあります。
この3つの部類で考えたとき、日本のポイ捨てはどこに当てはまるでしょうか?
私は、3番目に当てはまる気がします。沖縄の海には、タイヤなどの大きなゴミも多く、不法投棄が目立ちました。また、岩場にゴミを隠して捨てる行為も数多く見られたため、ゴミを捨てている自覚があるのだと思います。
カリフォルニアと日本の比較
- プラスチック有料化: どちらもありますが、日本は3円、カリフォルニアは2016年から1回きりの使い捨てプラスチック袋を廃止しています。2026年1月からは10セントの紙袋のみになる予定です。
- 公共エリアのゴミ箱の数: アメリカ全体に共通して、ビーチや公園にはゴミ箱の数が多いです。
- ゴミの分別: ゴミの分別は自治体によって異なりますが、日本の方が細かく分別されていると思います。
まとめ・今後できること
先ほど説明した3種類のポイ捨て族についてですが、「無自覚ポイ捨て族」はあまり日本にはいないと思います。学校教育で掃除の習慣があり、遠足などで訪れた場所は「来た時よりもさらに綺麗にして帰りましょう」と教えられているためです。
その教育は素晴らしいですが、そこから実践的なビーチクリーンやゴミやリサイクルについての影響を考える教育機会をもっと提供し、ゴミの分別方法や捨て方、自治体の回収スケジュールについての周知活動をさらに行うことが重要だと思います。
今回はアメリカのビーチクリーンからの「ポイ捨てをする人々」、「アメリカと日本のごみ」についてでした。読んでくれてありがとうございます。
関連記事はこちら↓【環境保護対策】ハワイが行なっている環境保護対策を学ぼう!
コメント